こんにちは、ドライな庭のナツオです。
ドライガーデンを作ろうと思ったとき、植物や石の種類と同じくらい気になるのが施工費用ではないでしょうか。
庭の一角にアガベを数株植える程度なら自分でもできそうですが、大きなユッカや景石を使った本格的なドライガーデンとなると、いくら必要なのか見当がつきにくいものです。
私も戸建てなので、家の外構工事は業者にお願いしました。ただ、庭については自分で少しずつ手を加えてきたんです。
小さな苗から育てて、毎年少しずつ庭が変わっていくのは楽しいですよ。その一方で、もう少し予算をかけて、最初から庭やドライガーデンまで施工してもらう選択肢もあったなと思っています。
特に大きな石の配置や大型植物の植え付けは、個人で作業するには難しい部分です。
この記事では、ドライガーデンの施工費用の目安から、工事内容による金額の違い、DIYと業者依頼の比較、見積もりで確認したいポイントまで紹介します。
記事のポイント
- ドライガーデンの施工費用と相場の目安
- 石材や植物など工事費用の内訳
- DIYと外構業者への依頼の判断基準
- 予算に合う業者と見積もりの選び方
ドライガーデンの施工費用の相場
ドライガーデンの施工費用は、庭の広さだけで決まるわけではありません。同じ面積でも、植物の大きさや石の種類、排水工事の有無によって金額が変わります。まずは予算を考えるための目安を確認しましょう。
施工費用は1㎡あたり1万〜3万円が目安
ドライガーデンの施工費用について、施工会社が公開している参考価格には、1㎡あたり1万〜3万円程度という目安があります。
例えば、10㎡のドライガーデンを作る場合、この単価を単純に当てはめると10万〜30万円という計算になります。
ただし、これは全国の施工業者を調査して算出した平均価格ではありません。施工会社が公開している参考値なので、すべての庭がこの金額で完成するわけではないんです。
面積別の概算を表にまとめました。
| 施工面積 | 単価を使った試算 | 庭のイメージ |
|---|---|---|
| 3㎡ | 3万〜9万円 | 玄関横の小さな植栽スペース |
| 5㎡ | 5万〜15万円 | 庭の一角のドライガーデン |
| 10㎡ | 10万〜30万円 | 複数の植物を配置する庭 |
| 20㎡ | 20万〜60万円 | まとまった広さのドライガーデン |
上記は1㎡あたり1万〜3万円を掛け合わせただけの参考計算です。各面積で実際に発注できる最低価格や、すべての工事を含んだ総額を保証するものではありません。
特に3㎡程度の小規模工事でも、職人の出張費や資材運搬費、重機の使用料などが必要になれば、単純計算より高くなる場合があります。
反対に、すでに土の状態がよく、砂利敷きと小苗の植え付けだけで済むなら、比較的少ない予算で始められるかもしれません。
参考となる価格情報は、ボウクス株式会社「ドライガーデンの施工費用」でも紹介されています。
施工費用を考えるときのポイント
面積による概算は予算を考える出発点であり、実際の費用は現地調査と施工内容を反映した見積もりで判断することが大切です。
本格的な施工は50万〜100万円前後
施工会社の公開情報には、石組みや植栽、照明、排水設計まで含めた本格的なドライガーデンについて、50万〜100万円前後という参考価格もあります。
ただし、この金額も全国平均ではなく、あくまで一つの業者目安です。
本格的な施工では、植物を植える以外にもさまざまな作業が必要になります。
例えば、既存の土を撤去して水はけのよい土に入れ替えたり、大きな石を運び込んで配置したりする工事です。
さらに、幹のあるユッカロストラータや大型アガベ、オリーブなどを主役にすると、植物そのものの購入費用も高くなりがちです。
同じ50万円の予算でも、植栽だけに重点を置くのか、石組みや排水設備まで施工するのかによって完成する庭の姿は違ってきます。
最初から大きな植物を使って完成度を高めたいなら、植物代と施工費を分けず、庭全体の予算として考えたいところですね。
外構工事全体の費用とは分けて考える
ドライガーデンを調べていると、100万円や200万円といった外構工事の施工事例を見ることがあります。
ここで注意したいのは、外構工事全体の金額とドライガーデン単独の費用は異なるということです。
外構には、駐車場のコンクリート工事、フェンス、門柱、玄関アプローチ、照明なども含まれます。
例えば、外構一式で180万円かかった事例があったとしても、そのうちドライガーデン部分がいくらなのか分からなければ、施工費用の比較には使えません。
見積もりを依頼するときは、庭の植栽部分とその他の外構工事を可能な範囲で分けてもらうと、予算を考えやすくなります。
施工費用を左右する5つの項目
ドライガーデンの見積もりには、植物代だけでなく土づくりや資材の運搬費なども含まれます。金額に差が出やすい部分を知っておくと、見積書の内容も理解しやすくなりますよ。
土の入れ替えと整地費用
最初に確認したいのが、庭の土の状態です。
ドライガーデンで人気のアガベやユッカには、乾燥に比較的強い反面、長期間の過湿を嫌う種類があります。
そのため、もともとの庭が粘土質で雨水がたまりやすい場合、土の改良や入れ替えが必要になることがあります。
ただし、土を全部交換すればよいという単純な話でもありません。
水が抜けにくい地盤の上に水はけのよい土を入れても、その下に水がたまる状態では根が傷む可能性があります。
土の入れ替えが必要な範囲や深さは、現地の状態によって異なるものです。
見積もりでは、土の購入費用だけでなく、掘削、既存土の処分、整地などが含まれているか確認しましょう。
排水工事の有無と施工費用
ドライガーデンの施工で、私が特に大切だと感じるのが排水です。
見た目だけなら石と植物でドライガーデンらしくできますが、土の中に雨水がたまる状態では植物を長く育てるのが難しくなることがあります。
排水対策には、地面に傾斜をつける、植栽部分を盛り上げる、排水設備を設けるなどの方法があります。
ただ、どの工事が適切なのかは庭によって違うんです。
例えば、周囲より低い場所にある庭では、砂利を追加するだけでは雨水の問題を解決できないかもしれません。
排水設備が必要になれば工事費用は増えますが、ここを省略すると後から大掛かりなやり直しが必要になる可能性もあります。
水はけが悪い庭は慎重に
雨の翌日にも水たまりが残る場所や、建物の基礎付近に水が集まる場所では、自己判断で掘削や盛土をしないようにしましょう。雨水の流れや周囲への影響も含め、外構業者などの専門家に確認することをおすすめします。
景石や砂利の種類と数量
ドライガーデンの雰囲気を決める大切な要素が、景石や砂利です。
黒っぽい溶岩石を使えば無骨な雰囲気になりますし、白い砂利を中心にすると明るくすっきりした庭になります。
また、大きな石を数個配置するだけでも、植物の見え方はかなり変わります。
ただし、石は種類や大きさ、重さによって費用が異なります。
大型の景石は人の手だけで安全に運べない場合があり、専用の機械や複数人での作業が必要です。
購入価格がそれほど高くなくても、搬入や据え付けの費用が加算されることがあるんですね。
砂利も同様で、庭が広くなるほど必要量が増えます。厚みや石の大きさによっても使用量が変わるため、面積だけで費用を判断するのは難しいところです。

自宅のドライガーデン。石や砂利の色と植物の配置によって庭の印象が変わります
私の庭でも、植物だけでなく周囲の石や砂利との組み合わせを楽しんでいます。
石組みは見た目のバランスだけでなく安定性も大切なので、特に大きな石を使うなら専門業者に相談したいですね。
植物の種類と大きさによる違い
植物の購入費用も、施工金額を大きく左右します。
ドライガーデンで人気のユッカロストラータを例にすると、小さな苗と幹のある大型株では値段が大きく違います。
アガベやヤシ類も同様で、植物の種類、サイズ、状態、流通量などによって販売価格に差があります。
小苗なら自分で購入して植え付けやすいですが、大型株は重量があるうえ、根を傷めないよう注意して運ぶ必要があります。
また、購入時の価格だけでなく、植え付け費用や運搬費も確認しておくことが大切です。
大型株を希望する場合は、植物代だけの見積もりではなく、配送から植え付けまでを含めた総額を確認しましょう。
ユッカの種類や苗の選び方については、ドライガーデン向けユッカのおすすめと選び方でも紹介しています。
運搬費や重機などの諸経費
見積書で見落としたくないのが、現場までの運搬費や作業に必要な諸経費です。
同じ植物と石を使うとしても、トラックを横付けできる庭と、道路から離れた場所にある庭では施工条件が違います。
狭い通路しかない場合は資材を人の手で運ぶ必要がありますし、大型の石や植物を運ぶための機械が使えないこともあるでしょう。
また、工事で発生した土や不要な石の処分費用が別途必要になる場合もあります。
施工費用を比較するときは、材料費の安さだけでなく、運搬費、残土処分費、作業費、諸経費、消費税まで含んだ金額を見るようにしてください。
予算別に考えるドライガーデン
では、実際にどれくらいの予算を用意すればよいのでしょうか。ここでは10万円、30万円、50万円、100万円という予算を例に、検討できる施工内容を考えてみます。
なお、各予算で必ず実現できる施工内容を示したものではありません。現場条件や依頼先によって実際の見積もりは異なります。
予算10万円で考えられること
10万円程度の予算なら、庭全体ではなく小さな植栽スペースを対象にする方法が考えられます。
例えば、玄関横や庭の一角など、限られた面積に小苗と砂利を組み合わせるイメージです。
ただし、土の撤去や排水工事、大きな景石の据え付けまで必要になると、10万円以内で業者に依頼するのは難しい場合があります。
この予算なら、土の状態がよい場所を選んでDIYに取り組むか、一部の作業だけ業者へ依頼する方法も検討したいですね。
予算30万円で考えられること
30万円ほど用意できるなら、比較的小規模なドライガーデンの施工を業者に相談する選択肢が広がります。
植栽スペースを限定し、植物の種類や石材を工夫することで、まとまりのある庭を目指せるかもしれません。
ただし、大型の植物を複数使ったり、排水工事が必要だったりすると、予算を超える可能性があります。
まずは主役となる植物を決め、それ以外の部分をどこまで施工するか相談するとよいでしょう。
全体を一度に完成させるのではなく、土台を業者に作ってもらって、植物を後から追加する方法もあります。
予算50万円で考えられること
50万円程度の予算なら、庭の広さや状態によっては、石組みと複数の植物を組み合わせた施工を検討できます。
ユッカやアガベなどの主役を配置し、その周囲を石や砂利で仕上げるプランも候補になります。
ただし、幹のある大型株を選んだ場合や、既存の庭を大きく作り替える場合は、植物代や土工事に予算が偏ることも考えられます。
このくらいの金額になると、同じ予算でも業者ごとに提案内容が変わってくるでしょう。
見積もりを比較するときは、完成イメージだけでなく、植える植物のサイズや石の量も確認したいですね。
予算100万円で考えられること
100万円程度の予算を用意できれば、より広い面積や大型植物を取り入れたドライガーデンを相談しやすくなります。
植物の配置だけでなく、排水設計、石組み、照明なども含めたプランを考えられるかもしれません。
ただし、庭の面積が広い場合や地盤の改良が必要な場合、必ずしも100万円ですべて完成するとは限りません。
予算が大きいほど、最初に完成形の希望を伝えることが重要になります。
例えば、植物に予算をかけたいのか、景石を中心とした庭にしたいのかで、業者が考える施工内容も変わるからです。
予算を伝えるときのコツ
「できるだけ安く」だけではなく、「総額50万円以内で、排水対策と石組みを優先したい」というように希望を具体的に伝えてみましょう。金額だけでなく、何を優先するかを共有することが大切です。
ドライガーデンはDIYと業者どちらがいい?
施工費用を調べていると、業者に頼むより自分で作った方が安いのではと考える方もいるでしょう。私自身、庭づくりを少しずつDIYで楽しんできました。それぞれのよさを比較してみます。
DIYが向いているドライガーデン
小さな苗を植えたり、軽い石や砂利を配置したりする程度であれば、DIYも十分に選択肢になります。
特に、すでに水はけがよく、特別な造成工事を必要としない場所なら取り組みやすいと思います。
自分で作る魅力は、施工費用を抑えやすいことだけではありません。
植物を選び、どこに配置するか考え、少しずつ庭が変わっていく過程を楽しめるところです。
私も小さな苗から育てていますが、成長した姿を見ると、植えたときのことを思い出します。
最初から立派な庭でなくても、自分で育ててきた植物には愛着が湧くものです。
ただし、土や砂利の運搬、穴掘りなどは想像以上に体力を使います。道具の購入費や失敗した際のやり直しも考えると、DIYなら必ず安いとは限りません。

小さな苗の植え付けなど、自分でできる作業から始める方法もあります
業者への依頼が向いているケース
排水工事や大きな石の据え付け、大型植物の植え付けが必要なら、専門業者への依頼を検討したいところです。
特に重い石は、運ぶだけでなく転倒しないよう安定させる必要があります。無理に動かすと、けがや建物の破損につながる危険もあります。
また、庭全体の高さや雨水の流れを変える工事では、周囲の土地や建物への影響も考えなければなりません。
このような作業は、見た目の仕上がりだけで判断できない部分です。
業者に依頼することで、庭の条件に合わせた施工方法や植物の配置について提案してもらえる可能性があります。
ただし、外構業者ならどこでもドライガーデンに詳しいとは限らないので、施工実績は確認したいですね。
DIYと業者依頼の違いを比較
| 比較項目 | DIY | 業者依頼 |
|---|---|---|
| 費用 | 材料費を中心に考えられる | 材料費に施工費や諸経費が加わる |
| 完成までの期間 | 自分のペースで進められる | 計画に沿って施工を進められる |
| 大型の石 | 運搬や安全面で難しい | 設備や施工体制に応じて対応可能 |
| 排水工事 | 専門的な判断が難しい | 現地調査に基づく提案を受けられる |
| 植物の管理 | 自分で調べながら育てる | 業者の知識に応じて助言を受けられる |
| 庭づくりの楽しさ | 制作過程も楽しめる | 完成した庭を早く楽しみやすい |
私の場合は、自分で植物を育てる楽しさがあるのでDIYを選んでよかったと思っています。
でも、最初から大型の植物や本格的な石組みを取り入れたいなら、業者にお願いする方が自分の希望に合っていたかもしれません。
どちらが正解というより、庭づくりの過程を楽しみたいのか、完成した姿を早く楽しみたいのかで選ぶのがよさそうです。
難しい作業だけ依頼する方法もある
DIYか業者依頼か、どちらか一方に決める必要はありません。
例えば、土の改良や排水工事、大きな石の据え付けまでは専門業者に依頼して、植物の追加や軽い砂利の配置は自分で行う方法もあります。
この方法なら、難しい部分を専門家に相談しながら、庭づくりを楽しむ余地も残せます。
ただし、部分施工を受け付けていない業者もあります。また、後から自分で作業した部分については、施工保証の対象外になる場合もあるでしょう。
依頼する範囲と自分で作業する範囲を、契約前にはっきりさせておくことが大切です。
大型植物を使う場合の施工費用
ユッカやアガベを小さな苗から育てるのも楽しいですが、最初から立派な株を庭に置きたい方もいると思います。大型植物を選ぶ場合は、購入価格以外にも注意したい点があります。
大型株は購入費用が高くなりやすい
ユッカロストラータなどの大型株は、小苗と比べて高額になる傾向があります。
特に幹が伸びた株や樹形のよい株は、販売店によって価格に大きな差が出ることもあります。
小さな苗から育てる場合、完成した姿に近づくまで長い時間が必要です。
一方、大型株を購入すれば、植えたときからドライガーデンの主役として存在感を出せます。
これは好みが分かれるところですね。
私も小苗から育てる楽しさを感じていますが、最初から幹のあるロストラータを植えていたら、庭の雰囲気はずいぶん違っていただろうなと思います。

大きく育ったユッカロストラータ。存在感のある株はドライガーデンの主役になります
大型株は植え付け費用も確認
大型植物を購入するときは、販売価格だけで判断しないようにしたいですね。
特に幹のあるユッカや大きなヤシ類などは、鉢や根鉢を含めるとかなりの重量になる場合があります。
自分で運べないサイズなら、運搬や植え付けを業者へお願いすることになるでしょう。
場合によっては、搬入経路の確保や重機の使用が必要です。
また、根の状態によっては植え付け後の管理にも注意が必要になります。
大型株を買う予定なら、植物の購入前に、配送方法や施工対応の有無まで確認しておくと安心です。
植物の管理方法まで相談したい
業者にドライガーデンを作ってもらうなら、植物の管理方法も聞いておきたいところです。
例えば、植え付け後の水やり、梅雨の管理、冬の寒さへの対策などです。
アガベやユッカは乾燥に比較的強い種類が多いものの、植え付け直後から水やりが不要になるわけではありません。
また、同じユッカでも種類によって寒さへの強さや育ち方が異なります。
私も実際に植物を育てていると、同じ庭でも種類によって成長の様子が違うことを感じます。
施工後の管理まで教えてくれる業者なら、初めて大型植物を育てる方にとっても心強いでしょう。
◆ナツオのワンポイントアドバイス
大型植物を買うなら、私は植え付けまで含めて業者に相談したいですね。植物が大きくなるほど運搬や設置が難しくなりますし、最初に育て方も聞いておけると安心だと思います。
ドライガーデンの施工業者の選び方
施工費用と同じくらい大切なのが、依頼する業者選びです。ドライガーデンは一般的な花壇とは異なる部分もあるため、外構工事ができるという理由だけで決めないようにしたいですね。
外構業者と造園業者の違い
ドライガーデンを依頼する先としては、外構業者や造園業者などが考えられます。
外構業者は、駐車場や玄関アプローチ、フェンス、庭の造成など、建物周辺の工事を幅広く扱う会社が多いです。
一方、造園業者は植物の植栽や庭の設計、石組みなどを中心に扱う会社もあります。
ただし、実際の業務範囲は会社によって違います。
外構業者でも植物の知識が豊富な会社がありますし、造園業者が排水工事や外構全体の施工に対応している場合もあります。
そのため、会社の名称だけで判断するのではなく、ドライガーデンの施工実績と対応できる工事の範囲を確認しましょう。
施工事例で植物と石組みを確認
業者のホームページを見たときに確認したいのが、過去の施工事例です。
できれば、アガベやユッカ、サボテンなどを使ったドライガーデンの写真があるか探してみてください。
また、植物の種類だけでなく、石の組み方や植栽間隔にも注目したいところです。
特に小さな苗を植える場合、施工直後は余白が多くても、数年後には葉が広がる可能性があります。
成長したときの大きさを考えて配置しているかどうかは、長く楽しめる庭を作るうえで重要です。
施工直後の写真だけでは分からない部分もあるので、管理方法や植栽計画について質問してみるのもよいと思います。
排水対策を説明できる業者を選ぶ
私なら、見た目のデザインだけでなく、排水についてきちんと説明してくれる業者を選びたいです。
ドライガーデンでは、乾燥に強い植物を使うからこそ、日本の長雨や湿気への対策が欠かせません。
例えば、庭の土が粘土質だった場合にどのような施工を提案するのか、雨水はどこへ流れるのかなどを確認してみましょう。
土を交換するだけでよい場所もあれば、別の排水対策が必要な場所もあるはずです。
庭の状況を確認せず、どこでも同じ方法をすすめる業者より、現地の状態に合わせて説明してくれる業者の方が納得して依頼しやすいと感じます。
複数の業者から見積もりを取る
施工業者を選ぶなら、最初に相談した1社だけで決めず、複数の会社から見積もりを取ることも検討しましょう。
同じ予算を伝えても、業者によって植物の選び方や石の配置、排水工事の提案が変わる場合があります。
単に安い会社を探すためではなく、施工内容を比較するためにも役立ちます。
例えば、A社は大型植物を中心に提案し、B社は小さな植物と景石を組み合わせる提案をするかもしれません。
どちらがよいかは、あなたが求めている庭の姿によって変わります。
複数の業者へ個別に問い合わせるのが大変なら、外構工事の一括見積もりサービスを検討する方法もあります。
ただし、登録されているすべての業者がドライガーデンの施工に対応しているとは限りません。依頼内容を具体的に伝えて、対応可能か確認してください。
見積書で確認したいポイント
業者から見積書を受け取ったら、総額だけでなく工事内容を見比べることが大切です。安く見える見積もりでも、必要な工事が含まれていなければ後から追加費用が発生する可能性があります。
材料費と施工費が分かれているか
見積書を見るときは、植物代、石材費、土工事、植え付け費用などの内容がどこまで記載されているか確認しましょう。
「ドライガーデン工事一式」とだけ記載されている場合、何にいくらかかるのか判断しにくくなります。
もちろん、すべての工事を細かく分けられるとは限りませんが、少なくとも主な作業内容と使用する材料は確認したいところです。
また、植物については種類だけでなく、大きさや数量も重要です。
同じユッカロストラータでも、小苗と幹のある株では購入価格が違うため、植物名だけでは十分な比較になりません。
追加費用が発生する条件を確認
工事が始まってから、土の状態や埋設物など、事前に分からなかった問題が見つかる可能性もあります。
その場合に追加工事が必要になるのか、費用はどう決めるのか、契約前に確認しておきましょう。
また、既存の土や石の処分費用、資材の運搬費などが見積書に含まれているかも大切です。
工事内容を変更する場合は、口頭だけで済ませず、金額と施工範囲を確認できる形で残しておくと安心です。
住宅に関わる工事契約の参考として、国土交通省が公表する「建設工事標準請負契約約款について」も確認できます。
ただし、個別の契約条件は異なるため、実際の契約書の内容を確認してください。
保証と施工後の対応も重要
施工後に植物の状態が悪くなったり、石が動いたりしたときに、どこまで対応してもらえるのかも確認しておきたいところです。
植物は生き物なので、施工業者がすべての生育を保証できるわけではありません。
それでも、植え付けに関する不具合と、天候や管理方法による問題では、対応が異なる可能性があります。
保証の対象、期間、対象外となる条件などは業者によって違います。
「施工後も相談できますか」という質問だけでなく、どのような場合に対応してもらえるのかまで確認するとよいでしょう。
見積もりは同じ条件で比較する
複数の業者を比較するときは、できるだけ同じ希望条件を伝えることが大切です。
一方の業者には大型ユッカを希望し、もう一方には特に指定しなかった場合、見積もりの金額が違っても適切な比較になりません。
施工面積、主役にしたい植物、石の希望、予算の上限、排水について気になっていることなどを共通して伝えましょう。
そのうえで、金額と提案内容の両方を比べるのがおすすめです。
見積もり比較で確認したい内容
施工範囲、植物の種類とサイズ、土の改良方法、排水工事、石材の種類と数量、運搬・処分費、消費税、追加費用の条件、保証内容を確認しましょう。
施工費用を安く抑える方法
ドライガーデンをできるだけ安く作りたい場合、何でも削ればよいわけではありません。必要な工事を残しながら、植物や施工範囲を工夫することが大切です。
最初は施工面積を小さくする
予算を抑える方法の一つが、施工する範囲を限定することです。
庭全体をドライガーデンにしようとすると、土や石、砂利、植物などの必要量が増えます。
そこで、玄関横や庭の一角だけをドライガーデンにする方法も考えられます。
小さなスペースでも、植物の高さや石の配置を工夫すれば、存在感のある庭を目指せるでしょう。
ただし、将来施工範囲を広げる予定なら、最初の段階で排水経路や周囲との高さを確認しておくことが大切です。
後から追加すると、すでに施工した部分をやり直す必要が出てくる場合もあります。
植物を小さな苗から育てる
植物の費用を抑えたいなら、小さな苗から育てる方法もあります。
特にユッカロストラータのように、大型株になると価格が高くなりやすい植物では、購入時の大きさが予算に影響します。
小苗なら比較的購入しやすい価格帯から探せる場合がありますし、自分で植え付けられる大きさなら施工費も抑えられるかもしれません。
ただし、小苗は成長に時間がかかり、寒さや過湿の影響を受けることもあります。
そのため、安さだけで選ばず、自宅の環境に合った種類を選びたいですね。
最初から大きな植物を1株だけ取り入れ、周囲は小さな苗で仕上げる方法も考えられます。
石材や砂利の種類を工夫する
石材も選び方によって費用が変わります。
例えば、庭全体に高価な化粧石を使うのではなく、目立つ部分に好みの石を配置し、その他の部分は別の砂利で仕上げる方法があります。
また、大型の景石をたくさん使わず、少数の石でまとまりを出す考え方もあります。
ただし、石の大きさや色を変えると、庭の雰囲気も変わるものです。
価格だけで選ぶのではなく、完成イメージとのバランスを考えることが大切でしょう。
削らない方がよい工事もある
費用を抑えたいときでも、排水対策や大型石の安全な据え付けなど、必要な工事を安易に省略するのはおすすめしません。
見た目だけを優先して水はけの悪い場所に植物を植えると、後から管理が難しくなる可能性があります。
また、重量のある石を不安定な状態で配置することも危険です。
私なら、まず必要な土工事や石組みに予算を使い、植物は少しずつ追加していく方法も考えます。
後から変更しにくい部分は最初に施工し、後から追加しやすい植物や小物で予算を調整するという考え方です。
◆ナツオのワンポイントアドバイス
私も庭を少しずつ作ってきたので、小苗から育てる楽しさはよく分かります。でも、大きな石組みだけは最初に業者へお願いしておくという方法もよかったかなと思っています。
見積もりを依頼する前の準備
施工業者に問い合わせる前に、庭の状態や希望をまとめておくと話が進めやすくなります。まだ具体的なデザインが決まっていなくても、分かる範囲で準備しておきましょう。
施工したい場所の広さを調べる
まずは、ドライガーデンを作りたい場所の広さを確認します。
例えば、横幅3m、奥行き2m程度なら約6㎡です。
正確な測量まではできなくても、だいたいの寸法が分かると相談しやすくなります。
また、庭の写真も用意しておくとよいでしょう。
建物との距離、道路からの搬入経路、既存の植物や設備などが分かる写真があると、業者も現状を把握しやすくなります。
ただし、最終的な施工範囲や数量は現地調査によって確認してもらう必要があります。
希望する植物と庭の雰囲気を決める
次に、どんなドライガーデンを作りたいか考えてみましょう。
例えば、ユッカを主役にした庭、アガベを中心にした庭、柱サボテンを取り入れた庭など、好みによって雰囲気が変わります。
また、白い砂利を使った明るい庭がよいのか、黒い溶岩石を使った無骨な庭がよいのかも考えておくとよさそうです。
希望する植物が決まっている場合は、名前を伝えるだけでなく、どれくらいの大きさが欲しいのかも共有しましょう。
なお、植物によっては寒さや雨に弱い種類もあるので、希望した植物を必ず地植えできるとは限りません。
自宅の気候に合うかどうかも含めて相談するのがおすすめです。
予算の上限と優先順位を伝える
施工の相談では、予算の上限もできるだけ伝えておきたいところです。
例えば、30万円以内で小さなドライガーデンを作りたいのか、100万円程度を使って完成度の高い庭を目指すのかでは、提案内容が変わります。
また、予算に対して希望が多い場合は、何を優先したいか考えてみましょう。
大型ユッカを植えたい、石組みをかっこよくしたい、管理しやすい庭にしたいなど、優先順位があると業者も提案しやすくなります。
最初からすべての希望を決める必要はありませんが、譲れない部分だけでも伝えておくとよいと思います。
一括見積もりも比較方法の一つ
外構業者を自分で探す場合、会社ごとに施工事例を確認し、問い合わせをする必要があります。
近くにドライガーデンが得意な業者が見つかればよいですが、どこへ相談すればよいか分からない方もいるでしょう。
そのような場合は、庭づくりや外構工事の一括見積もりを利用して、対応できる業者を探す方法もあります。
ただし、対応エリアや登録業者、見積もりの条件などはサービスによって違います。
また、複数社の見積もりを取ったからといって、必ず最安値になるわけではありません。
大切なのは、提示された金額と施工内容を比較して、自分が納得できる業者を選ぶことです。
施工後の管理費用も考えておこう
ドライガーデンは、一般的な芝生の庭などと比べて管理の手間を減らせる場合があります。ただし、まったく管理しなくてよい庭ではありません。
水やりと植物の手入れは必要
アガベやユッカなどの植物は、根が十分に張った後なら水やりの回数を減らせる種類があります。
しかし、植え付け直後は根がまだ定着していないため、状態に応じて水やりが必要です。
また、梅雨や冬は土が乾きにくくなることもあるので、季節によって管理方法を変える必要があります。
枯れた葉の手入れや、植物の成長に合わせた管理も必要になるでしょう。
サボテンを取り入れたい場合は、ドライガーデン向けサボテンの種類と耐寒性も参考にしてみてください。
砂利や雑草対策にも手間がかかる
ドライガーデンでは砂利を使うことが多いため、芝刈りのような作業は減らせる場合があります。
ただし、砂利を敷けば雑草が完全になくなるわけではありません。
土や落ち葉が砂利の上にたまると、そこから雑草が生えることもあります。
また、歩いたり作業したりするうちに砂利が移動したり、地面が見える部分が出てきたりすることもあるでしょう。
必要に応じて砂利を補充するなど、施工後の手入れも考えておきたいですね。
長く楽しむための予算も残しておく
ドライガーデンを作るときは、施工費用だけで予算を使い切らない方がよいかもしれません。
植物を育てるうちに新しい種類が欲しくなったり、砂利を追加したくなったりすることもあります。
また、植物が枯れた場合には植え替えの費用が必要です。
最初からすべてを完成させるのもよいですが、少し余裕を残しておくと、その後の庭づくりも楽しみやすくなります。
ドライガーデンの施工費用に関する疑問
最後に、ドライガーデンの施工費用や業者への依頼について、よくある疑問をまとめました。
ドライガーデンの費用に関するよくある質問(FAQ)
Q1. ドライガーデンを5㎡作るといくらかかりますか?
A. 施工会社が公表する1㎡あたり1万〜3万円という目安を単純に当てはめると、5㎡で5万〜15万円という試算になります。ただし、実際には植物の大きさ、石材、排水工事、運搬費などによって金額が変わります。小規模工事でも最低施工費が設定されている場合があるため、正確な費用は個別の見積もりで確認してください。
Q2. DIYなら業者より安く作れますか?
A. 小さな苗の植え付けや軽い砂利敷きなど、自分でできる作業なら施工費用を抑えられる場合があります。ただし、工具の購入費、資材の運搬費、失敗した際のやり直しも考える必要があります。排水工事や大型石の据え付けなど、安全性や専門知識が必要な作業は業者への依頼を検討しましょう。
Q3. ドライガーデンは外構業者と造園業者のどちらに頼むべきですか?
A. どちらにも依頼できる場合があります。外構全体の工事や排水対策が必要なら外構業者、植物の植栽や石組みが中心なら造園業者も候補です。ただし、実際の対応範囲は会社によって違います。ドライガーデンの施工実績と、必要な工事に対応できるかを確認して選ぶとよいでしょう。
Q4. 見積もりだけ依頼することはできますか?
A. 見積もりのみの相談を受け付けている業者もあります。ただし、現地調査や詳細な設計に費用がかかる場合があるため、依頼前に確認しましょう。複数社から見積もりを取るときは、同じ施工範囲や希望条件を伝えると比較しやすくなります。
Q5. 新築外構と一緒に施工した方がお得ですか?
A. 新築外構と同時に計画すると、造成や資材運搬などをまとめて施工できる場合があります。ただし、必ず安くなるとは限りません。新築外構とドライガーデンを同時施工する場合と、別々に施工する場合の見積もりを比較して判断するのがおすすめです。
まとめ
ドライガーデンの施工費用には、1㎡あたり1万〜3万円程度という施工会社の参考目安があります。また、本格的な施工では50万〜100万円前後という業者目安も見られます。
ただし、これらは全国平均ではなく、実際の金額は庭の広さや植物、石材、排水工事などによって変わります。
- 小規模で土の状態がよければDIYも選択肢になる
- 大型植物や景石を使うなら運搬・施工費も確認する
- 排水対策や安全に関わる工事は安易に省略しない
- 複数の業者から見積もりを取り施工内容と総額を比較する
- 予算に合わせて部分施工や段階的な庭づくりも検討する
私自身、外構工事は業者に依頼しましたが、庭は小さな苗から少しずつ作ってきました。
自分で植えた植物が成長していく姿を見るのは、本当に楽しいものです。
一方で、予算が許すなら、最初から大型のユッカやかっこいい石組みを取り入れたドライガーデンを作ってもらうのも魅力的だと思います。
特に大きな植物を植える予定があるなら、複数の外構業者に施工内容と費用を相談する方法も検討してみてください。
実際の費用や工事の可否については、各業者の公式サイトで最新の対応内容を確認し、最終的には現地を確認できる外構・造園の専門家に相談してください。
予算をかけて最初から完成した庭を楽しむのも、小さな苗を育てながら少しずつ作るのも、どちらもドライガーデンの楽しみ方です。
あなたの予算や暮らし方に合った方法で、長く楽しめるドライガーデンを作ってみてくださいね。