こんにちは、ドライな庭のナツオです。
ドライガーデンを自分で作るなら、やっぱり気になるのが費用ですよね。
アガベやユッカ、ヤシなどを植えて、周りにゴツゴツした石を並べた庭はかっこいいものです。ただ、植物も石も決して安いものばかりではありません。
私も自宅でドライガーデンを作っていますが、予算の関係で石をたくさん購入することができず、芝生との境目にはレンガを使いました。植物も小さな苗から育てる方法を選んだので、総額は10万円もかかっていません。
その一方で、大型の植物を1株購入するだけで10万円を超える場合もあります。同じ広さの庭でも、選ぶ材料によって費用は大きく変わってきます。
この記事では、ドライガーデンDIYに必要なアイテムと費用の目安、予算別の材料選び、なるべく安く作るための工夫を紹介します。
記事のポイント
- ドライガーデンDIYにかかる費用の目安
- 1万円から10万円以上までの予算別プラン
- 植物・石・砂利・防草シートなどの材料費
- 材料の必要量を計算して節約する方法
ドライガーデンDIYの費用相場
ドライガーデンのDIY費用には、全国共通の決まった相場があるわけではありません。庭の面積だけでなく、植物の大きさや石材の種類、もともとの地面の状態によって必要な金額が変わります。
まずは私自身の例と、予算を考えるうえで知っておきたいポイントから紹介します。
私のDIY費用は10万円未満
私が自宅で作ったドライガーデンは、それほど大きなものではありません。植物や石などを購入しましたが、総額は10万円未満に収まっています。
購入した植物の中で一番高かったのは、1万円で購入したココスヤシでした。
大きな株ではなく、小さな苗から育てる方法を選んだことも費用を抑えられた理由だと思います。

自宅で育てているココスヤシ。購入時は1万円でした
もちろん、最初から立派な植物を植えれば、その日のうちに完成度の高い庭を楽しめます。ただ、大型の株は価格も高くなりがちです。
私は小さな植物が少しずつ大きくなっていく様子を見るのも好きなので、この方法が自分に合っていました。
もう一つ費用を抑えたのが、石の使い方です。
本当は大きな石をたくさん並べた、本格的なドライガーデンを作りたいと思っています。でも、石材を十分に購入できるほどの予算はありませんでした。
そこで、芝生とドライガーデンの境目にはレンガを使用しました。
今でも、いつか石をたくさん並べて、もっとかっこいい庭にしたいと思っています。
◆ナツオのワンポイントアドバイス
最初から理想の庭を完成させようとすると、どうしてもお金がかかります。私のように小さな苗を育てながら、少しずつ手を加えていくのもドライガーデンの楽しみ方ですよ。
DIY費用は何で変わるのか
ドライガーデンの費用を大きく左右するのは、主に植物と石材です。
例えば、同じ3平方メートルの庭でも、小さなアガベを数株植える場合と、大型のユッカロストラータを主役にする場合では、植物代だけで大きな差が出ます。
石についても、ホームセンターで購入できる小さな砕石と、造園用の大きな景石では価格だけでなく運搬費も変わってきます。
さらに注意したいのが、地面の状態です。
もともと水はけのよい場所なら、比較的簡単な土づくりで済むこともあります。しかし、水がたまりやすい場所では、土の入れ替えや排水対策が必要になる場合があります。
同じ面積だから同じ金額で作れるとは限らないということですね。
DIYの予算を決めるときは、植物や石の購入代金だけではなく、下地づくりや運搬にかかるお金も考えておきたいところです。
費用の内訳を確認しよう
ドライガーデンDIYで購入するものを、大まかな費用の目安とともに表にしました。
価格は一般的な小規模DIYを想定した参考範囲であり、全国平均価格ではありません。植物の品種やサイズ、商品の容量、販売店によって大きく変わります。
| 材料・アイテム | 購入費の参考目安 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 植物 | 数百円~数万円以上/株 | 庭の主役・植栽 |
| 大型の景石 | 数千円~数万円以上 | 庭の立体感・装飾 |
| 砂利・砕石 | 数百円~数千円/袋 | 地表の仕上げ |
| 用土・改良材 | 数百円~数千円/袋 | 植え付け・土壌改良 |
| 防草シート | 数百円~数千円/巻 | 雑草の抑制 |
| レンガ・見切り材 | 数百円~数千円以上 | 庭の境界づくり |
| DIY工具 | 数百円~数千円以上 | 掘削・植え付け |
ここで大事なのは、すべてを高価な商品で揃える必要はないということです。
例えば、庭の中心に置く植物には予算をかけ、目立たない場所の砂利は比較的安価なものにする。そんな買い方なら、費用と見た目のバランスを取りやすくなります。
ただし、排水に必要な材料まで無理に削るのはおすすめしません。後から植物が傷んで植え直すことになれば、かえって費用が増えてしまいます。
予算別のドライガーデンDIY
ドライガーデンは、まとまった予算がなければ作れない庭ではありません。小さなスペースなら数千円程度から雰囲気を楽しめますし、数万円あれば地植えの庭も検討できます。
ここでは、排水工事などの大掛かりな作業が不要な場合を想定して、予算別の作り方を考えてみます。
予算1万円以内で作る
1万円以内なら、玄関横の小さなスペースや鉢植えを使ったドライガーデンがおすすめです。
広い庭を作ろうとせず、植物を1~2株に絞って、小さな石や砂利を組み合わせてみましょう。
例えば、次のような予算配分が考えられます。
| アイテム | 仮の予算 |
|---|---|
| 小さな植物2株 | 3,000円 |
| 砂利・小石 | 2,500円 |
| 用土 | 1,500円 |
| 鉢・見切り材など | 2,000円 |
| 予備費 | 1,000円 |
| 合計 | 10,000円 |
これは実際の購入記録ではなく、予算配分の一例です。既存の道具を使い、送料や大規模な土壌改良が不要な場合を想定しています。
100円ショップでも小型の鉢や園芸用品が見つかることがあります。ただし、屋外に地植えする植物は耐寒性を確認して選ぶ必要があります。
低予算で試したい方は、100均を活用したドライガーデンの作り方も参考にしてください。
予算3万円で作る
3万円程度あるなら、庭の一角を小さなドライガーデンにする選択肢も出てきます。
私なら、まず植える植物を決めます。小型のアガベやユッカを中心にして、周りに砂利と石を配置する方法です。
仮に3平方メートル程度のスペースを想定するなら、次のような配分が考えられます。
| アイテム | 仮の予算 |
|---|---|
| 植物 | 8,000円 |
| 砂利・砕石 | 7,000円 |
| 用土・土壌改良材 | 4,000円 |
| 小型の石 | 4,000円 |
| 防草シート関連 | 2,000円 |
| 境界材 | 2,000円 |
| 工具・予備費 | 3,000円 |
| 合計 | 30,000円 |
この予算では、大型の植物や景石を何個も購入するのは難しいかもしれません。
それでも、植物の配置を工夫すれば十分にドライガーデンらしい雰囲気を出せます。
なお、排水不良の土地や土の入れ替えが必要な場所では、この金額では足りない場合があります。地面の状態を先に確認してください。
予算5万円で作る
予算が5万円程度になると、植物や石の選択肢が少し広がります。
主役にする植物を1株決めて、その周りに小さめのアガベやユッカなどを配置すると、まとまりのある庭を目指せます。
例えば、植物に15,000円、石材に10,000円、砂利に10,000円、土や防草シートに10,000円、残り5,000円を工具や予備費に回すといった考え方です。
もちろん、これは仮の配分です。気に入った植物が見つかれば、植物代を増やして石材を減らしてもいいと思います。
私が5万円を使って新しく作るなら、目立つ植物を中心に置いて、周囲は比較的安価な材料で仕上げる方法を選びたいですね。
石の種類や色を揃えるだけでも庭の印象は変わります。高価な材料をたくさん使うことだけが、おしゃれな庭づくりではありません。
予算10万円以上で作る
10万円以上の予算があれば、植物のサイズや石の組み合わせにこだわる余地が増えてきます。
中型のユッカやヤシを取り入れたり、大きさの違う石を配置したりして、立体感のある庭を目指せるでしょう。

植物の高さや形を変えて配置したドライガーデン
ただ、10万円あればどんな庭でも作れるわけではありません。
大型のアガベやユッカなどには、1株で10万円以上するものもあります。大きな植物を複数購入すれば、予算は簡単に膨らみます。
反対に、施工面積を抑えれば、10万円以内でも自分の好きな雰囲気を目指すことは可能です。
庭全体を一度に作るのか、一角だけを仕上げるのか。予算が大きくなったときほど、最初に完成範囲を決めておきたいところですね。
ドライガーデンの材料と費用
ドライガーデンに必要なアイテムは、それぞれ役割が違います。見た目に関わるものもあれば、植物を育てる環境を作るためのものもあります。
ここでは、何を優先して購入するとよいのか、材料ごとに考えてみます。
アガベやユッカなどの植物
植物は、ドライガーデンの印象を決める大切なアイテムです。
代表的なのはアガベ、ユッカ、サボテン、多肉植物など。ヤシ類を組み合わせる庭もあります。
植物の価格は、種類だけでなく大きさや樹形によっても変わります。同じ品種でも、小さな苗と何年も育てられた大型株では大きな価格差があるんですよ。
費用を抑えたいなら、小さめのアガベやユッカの苗を候補にするとよいでしょう。
ただし、安さだけで植物を選ばないようにしたいですね。
乾燥に強い植物でも、日本の冬の寒さや長雨に耐えられるとは限りません。特に小さな苗は、大きな株よりも環境の影響を受けやすい場合があります。
購入前には、住んでいる地域の最低気温、日当たり、水はけ、品種ごとの耐寒性を確認しておきましょう。
将来どれくらい大きくなるのかも重要です。大きく育つことを想定して間隔を空けておけば、あとから植え替える手間を減らせるかもしれません。
大型の石と景石
個人的に、ドライガーデンをかっこよく見せるうえで石は欠かせない存在だと思っています。
大きな石を植物の周りに配置すると、乾燥地帯の岩場のような雰囲気が出ます。
ただ、大型の石は購入価格だけでなく、運ぶための費用も考えなければなりません。
特に重い景石は、自分で運ぶことが難しい場合もあります。配送や荷下ろしに別料金が発生することもあるので、表示価格だけで判断しないようにしましょう。
予算が少ないなら、最初から大きな石を何個も購入する必要はありません。
主役になる石を少数選び、その周囲に小さな石や砂利を組み合わせる方法もあります。
また、石は土の上に不安定な状態で置かず、転がったり倒れたりしないように設置することが大切です。重量物を無理に一人で動かすのは避けてください。
砂利や砕石の費用
ドライガーデンでは、植物の周囲を砂利や砕石で仕上げることが多くあります。
砂利は購入しやすい材料ですが、広い面積に敷こうとすると、思った以上の量が必要になります。
例えば、20kg入りの袋を10袋購入すれば合計200kgです。安い砂利でも、必要な袋数が増えれば費用はかさみます。
一般的な砕石なら比較的安価な商品もありますが、装飾性の高い化粧砂利は価格が高くなる傾向があります。
実際にホームセンターでは、20kg入りの砕石を数百円程度で扱う例もあります。ただし、コンクリート用の砕石と庭の仕上げに使う化粧砂利では、用途や見た目が異なります。
私なら、ドライガーデン向けの砂利や砕石を選ぶとき、色と粒の大きさに加えて、1袋の重量と必要な袋数を確認します。
安く購入できても、送料が高ければ総額が増えることがあります。店舗受け取りやまとめ買いの条件も比較するとよさそうです。
防草シートと固定ピン
砂利を敷く場所には、防草シートを使用する方法があります。
防草シートは日光を遮り、雑草の発生を抑えるためのアイテムです。
ただし、シートを敷いたからといって、雑草が完全になくなるわけではありません。継ぎ目や植え穴、砂利の上にたまった土などから雑草が生えることもあります。
購入時に確認したいのは、シートの幅と長さ、透水性、施工する面積です。
例えば、幅1mで長さ10mのシートなら、単純計算では10平方メートルを覆えます。ただし、継ぎ目の重なりや切り欠きによって実際に使える面積は小さくなります。
また、固定ピンや継ぎ目用のテープが別売りの場合もあります。
カインズの公式通販では、幅1m×長さ10mの防草シートが1,000~3,000円程度の価格帯で掲載されている例があります。種類によって仕様は異なるので、カインズ公式通販「防草シート」などで確認してください。
植物の根元まで一律にシートで覆うのではなく、植栽部分と砂利だけの部分を分けて施工することも大切です。
土と排水用の材料
材料費を節約するときでも、土づくりは慎重に考えたい部分です。
アガベやユッカなどには乾燥に比較的耐えられる種類がありますが、根が長期間湿った状態になると傷むことがあります。
だから、表面に砂利を敷くだけではなく、根が伸びる土の状態を確認する必要があります。
購入候補になるのは、植え付け用土、軽石、日向土などの排水性を考えた材料です。
ただし、すべての庭に同じ土の配合が適しているわけではありません。もともとの土が砂質なのか粘土質なのかによって、必要な対策が変わります。
特に注意したいのは、水の逃げ道がない場所です。
穴を掘って底に砂利を敷いても、その下の土が水を通しにくければ、水がたまる場合があります。
排水対策は材料の量だけで決まりません。
雨水がどこへ流れるのか、周囲より地面が低くないかも確認しましょう。大きな排水工事が必要な場合は、造園業者などの専門家への相談をおすすめします。
レンガや境界用の材料
庭の形を決めるときに意外と大切なのが、周囲との境目をどう作るかということです。
芝生とドライガーデンが接している場合、そのままだと芝が砂利の部分に伸びてくることがあります。
私の場合は、予算的に石をたくさん購入できなかったので、芝生との境目にレンガを使いました。
レンガなら一つずつ並べられますし、配置によって曲線や直線の境界を作れます。
もちろん、レンガも必要な個数が増えれば費用はかかります。
例えば、境界の長さが3mで、使用するレンガの長辺が20cmなら、単純計算では15個必要です。ただし、目地の幅や曲線部分、施工方法によって個数は変わります。
購入前に境界の長さを測っておけば、買いすぎを防ぎやすくなります。
なお、レンガは芝の根や地下茎を完全に止められるとは限りません。必要に応じて適切な見切り材や根止め材も検討してください。
スコップなどのDIY工具
ドライガーデンをDIYするなら、作業に合わせた道具も必要です。
小さな庭であれば、スコップや移植ごて、軍手、バケツなど、一般的な園芸用品で対応できる作業も多くあります。
ただし、硬い地面を掘る場合や、大きな石を動かす場合には、専用の道具が必要になることもあります。

自宅のドライガーデンの管理に使っている園芸道具
最初から高価な工具をすべて揃える必要はないと思います。
すでに持っているものを活用し、実際に必要になった道具から購入すれば十分な場合もあります。
特に一度しか使わない工具なら、購入するよりレンタルしたほうが安く済む可能性もあるでしょう。
費用だけでなく、安全に作業できるかも重要です。重量物の移動や無理な掘削は、事故や建物周辺の設備を傷つける原因になることがあります。
材料の必要量を計算する方法
ドライガーデンの材料費を抑えるには、購入する量をできるだけ正確に考えることが大切です。
特に砂利や土は、少なすぎると追加購入が必要になり、多すぎると余ってしまいます。
最初に庭の面積を測る
まず、ドライガーデンを作りたい場所の縦と横の長さを測ります。
四角いスペースなら、縦と横を掛ければおおよその面積を計算できます。
例えば、縦2m、横3mなら6平方メートルです。
ただし、庭の形が複雑な場合は、長方形などに分けて計算すると分かりやすくなります。
ここで忘れたくないのが、植物を植える場所や大きな石を置く場所です。
敷地全体を同じ厚さの砂利で覆うとは限らないため、実際に砂利を敷く面積を別に考えておきましょう。
簡単な図を紙に描いて、植物、石、砂利の場所を書き込むだけでも、必要な材料が見えてきます。
砂利は面積と厚さで計算
砂利の量を考えるときは、面積だけでなく敷く厚さも重要です。
例えば、3平方メートルの場所に4cmの厚さで砂利を敷く場合を考えてみます。
砂利の必要量を計算する例
3平方メートル × 0.04m = 0.12立方メートル
仮に砂利のかさ密度を1立方メートルあたり1,500kgとすると、
0.12 × 1,500 = 約180kg
20kg入りの袋なら、約9袋という計算です。
これはあくまで計算例です。実際の砂利の重量は石の種類、粒の大きさ、空隙、水分などによって変わります。
また、砂利を敷く厚さも用途によって異なります。
購入するときは、商品の販売ページに記載された施工面積や必要量を優先してください。
例えば、20kg入りの砂利が1袋500円なら、9袋で4,500円です。1袋1,000円なら9,000円になります。
同じ量を購入するだけでも、商品によってこれだけの差が出るわけですね。
ただし、少し足りなくなった場合の追加購入や、送料も考えておきましょう。余裕を持たせるとしても、必要以上に大量購入しないことが大切です。
土の必要量も計算する
土や改良材についても、面積と使用する深さから必要量を考えられます。
例えば、3平方メートルの範囲に15cm相当の土を入れると仮定すると、必要な容積は0.45立方メートル、つまり450Lです。
ただし、これは単純な容積計算であって、ドライガーデンでは必ず15cmの土を入れればよいという意味ではありません。
植える植物の根の大きさ、地面の高さ、既存土の状態によって必要な施工方法は異なります。
既存の土をすべて捨てる必要がない場合もありますし、反対に深い位置まで排水対策が必要になることもあるでしょう。
大型植物を植える場合は、根鉢のサイズや植え付け条件も確認してください。
自分の判断で大量の土を購入する前に、庭の状態を見て必要な範囲を決めたいところです。
送料と運搬費を忘れない
DIYの費用で見落としやすいのが、材料の運搬費です。
植物なら比較的小さな苗を持ち帰ることもできますが、大きな石や大量の砂利はそうはいきません。
砂利を20kg入りで10袋購入すれば、それだけで200kgになります。
安い商品を見つけても、配送費を加えたら別の販売店より高くなることもあります。
オンラインショップでは、一定金額以上で送料無料になる場合もありますが、重量物は対象外だったり、個別送料が設定されていたりすることがあります。
購入するときは商品代金と送料を合計した金額で比較しましょう。
また、店舗で受け取る場合も、積載重量や安全な運搬方法を確認してください。大量の石材は配送サービスを利用するほうが安心な場合があります。
DIY費用を節約するポイント
費用を抑えるために、何でも安い材料を選べばよいというわけではありません。
見た目を左右するものと、植物が育つために必要なものを分けて考えると、無駄な出費を減らしやすくなります。
主役の植物を先に決める
私がおすすめしたいのは、庭の主役になる植物を最初に決めることです。
アガベを中心にしたいのか、ユッカを植えたいのか、それともヤシを目立たせたいのか。
主役が決まれば、その周りに置く植物や石の量も考えやすくなります。
反対に、気に入った植物を見つけるたびに購入していると、庭全体のバランスが崩れることもあります。
また、植物を増やしすぎると、将来大きくなったときに窮屈になる可能性があります。
主役にお金をかけて、周囲の材料は必要なものだけ揃える。
この考え方なら、予算が限られていても自分らしい庭を作りやすいと思います。
小さな苗から育てる
私自身が選んだ節約方法の一つが、小さな苗から育てることでした。
大型の植物を購入すると、その時点で庭の見た目が完成に近づきます。しかし、その分だけ費用は高くなります。
小さな苗なら、比較的購入しやすい価格の商品を選べる場合があります。
植物が大きくなるまで時間はかかりますが、成長する楽しみもあります。

自宅で育ててきたアガベやユッカ。植物の成長もドライガーデンの楽しみの一つです
ただし、植物の成長速度は種類によって異なります。何年もかかるものもあれば、条件が合えば比較的早く成長するものもあります。
小さな苗は寒さや過湿などの影響を受けることもあるため、必ず安上がりになるとは限りません。
無理に小苗を地植えするのではなく、必要に応じて鉢で育ててから植える方法も検討しましょう。
石の代わりにレンガを使う
石をたくさん購入できない場合は、別の材料で代用できる場所がないか考えてみるのも一つの方法です。
私の場合は、芝生との境目をレンガにしました。
ドライガーデン全体を大きな石で囲もうとすると、材料費がかさむ可能性があります。
その点、レンガなら購入する個数を調整しやすく、少しずつ施工することもできます。
ただし、レンガと自然石では見た目が違います。
無骨な雰囲気にこだわりたいなら、目立つ場所に石を使い、境界や見えにくい場所をレンガなどで仕上げる方法もあるでしょう。
すべてを理想どおりの材料にするのではなく、費用をかける場所を決めることが大切です。
一度に完成させようとしない
庭づくりは、最初からすべて完成させなくても楽しめます。
まずは小さな範囲を作り、植物の成長や庭の雰囲気を見ながら広げていく方法もあります。
ただし、何度も材料を購入すると送料が増える場合があるため、まとめ買いしたほうが安いものは事前に確認しておきましょう。
また、排水対策や地面の高さなど、後から変更するのが難しい部分は最初に考えておく必要があります。
そのうえで、装飾用の石や追加の植物などは、予算に余裕ができてから購入してもよいと思います。
私も、いつかもっと石を並べた本格的なドライガーデンにしたいと考えています。
今ある庭を楽しみながら、少しずつ理想に近づけていく。そんな作り方も悪くないですよ。
必要な材料だけ購入する
節約するときに意識したいのは、単価の安さだけではありません。
例えば、防草シートが安くても、必要な面積より大きなものを購入すれば材料が余ります。
砂利も同じです。面積や厚さを考えずに大量購入すると、使いきれない場合があります。
購入前に材料の数量を計算し、手持ちの工具で代用できるものがないか確認しましょう。
一方、透水性が必要な場所に不適切なシートを使ったり、水はけの悪い土をそのまま使ったりするのは避けたいところです。
安く済ませる部分と、必要な品質を確保する部分を分けて考えることが、結果的に節約につながると思います。
DIYで失敗しないための注意点
ドライガーデンは比較的シンプルな構成の庭ですが、植物を植えて砂利を敷けば必ずうまくいくわけではありません。
特に日本では、梅雨や台風による雨、冬の寒さに注意が必要です。
水はけを最初に確認する
ドライガーデンを作る前に確認したいのが、雨が降った後の庭の状態です。
雨がやんでも長時間水が残っている場所や、周囲から雨水が流れ込む場所では、乾燥を好む植物が傷む可能性があります。
特に粘土質の土では、表面が乾いていても内部に水分が残っていることがあります。
このような場合は、植物を植える高さを変えたり、土を改良したりする方法が考えられます。
ただし、地面を掘って砂利を入れるだけで、必ず水はけが改善するわけではありません。
雨水の逃げ先まで考えることが重要です。
ドライガーデンの基本的な特徴や、一般的な庭との違いを知りたい方は、ドライガーデンとは何かを解説した記事も読んでみてください。
植物を詰め込みすぎない
小さな苗を並べると、最初はどうしても隙間が気になります。
しかし、その隙間を埋めるように植物を増やすと、数年後に葉が重なり合ってしまうことがあります。
ユッカやアガベには、成長すると横幅が大きくなる種類もあります。
植物の値段だけでなく、将来どれくらいのスペースが必要になるのかも確認しておきましょう。
私自身、小さな苗から育てる方法を選んでいるので、植物が大きくなっていくことを考えながら庭づくりを楽しんでいます。
最初から隙間なく植えるより、将来の成長を想像して配置するほうが、植え替えの手間を減らしやすいと思います。
植え付け直後の管理も必要
乾燥に強い植物だからといって、植え付けた直後から水やりが不要になるわけではありません。
根が十分に張っていない段階では、土の乾燥状態に応じた水やりが必要です。
一方で、水を与えすぎて土が長く湿った状態になるのもよくありません。
植物の種類や季節、気温によって水やりの方法は変わるため、購入時に育て方を確認しておきましょう。
また、冬の最低気温にも注意してください。
乾燥した地域で育つ植物でも、寒さに耐えられるとは限りません。地域の気候に合った植物を選ぶことが大切です。
大きな石の設置は無理をしない
DIYでは、材料を自分で運んだり配置したりすることになります。
小さな砂利やレンガなら扱いやすいものもありますが、大型の景石は別です。
重量のある石を無理に持ち上げると、けがにつながる危険があります。また、石の設置が不安定だと、後から動いたり倒れたりする可能性もあります。
配管や埋設物がある場所を掘る作業にも注意が必要です。
自分で安全に作業できない場合は、無理にDIYを続けず、専門業者に依頼することを検討しましょう。
DIYと業者依頼はどちらが安い?
ドライガーデンはDIYなら施工にかかる人件費を抑えられることがあります。ただし、どんな庭でもDIYのほうが安いとは限りません。
施工面積や地面の状態によっては、業者に任せるほうが合理的なケースもあります。
業者に依頼した場合の費用
ドライガーデンの施工会社が公開している目安には、1平方メートルあたり1万~3万円程度という例があります。
また、大型植物や石組み、排水工事などを含む本格的な施工では、50万~100万円前後という参考価格も見られます。
ただし、これらは一部の民間施工会社が示す参考金額であり、全国共通の相場や平均価格ではありません。
実際には、植物の種類、石材の量、土の入れ替え、重機の使用、運搬条件などで金額が変わります。
そのため、DIYと業者依頼を比較するなら、同じ広さ・同じ材料・同じ施工内容で考える必要があります。
業者の場合は施工費がかかる一方で、大型の石の搬入や排水工事など、自分では難しい作業を任せられるメリットがあります。
業者に頼んだほうがよいケース
私なら、小規模な庭で自分が安全に作業できる範囲ならDIYを考えます。
一方で、次のような場合は業者への依頼を検討したいですね。
- 大型の景石を複数設置する場合
- 重機を使った土の入れ替えが必要な場合
- 雨水の排水設備を新しく作る場合
- 新築外構と一緒に施工する場合
- 擁壁や建物周辺の地盤に関わる場合
特に新築の場合は、外構工事と一緒にドライガーデンを作る方法もあります。
最初から庭全体の計画を考えておけば、別々に工事するよりも効率的になることがあるでしょう。
ただし、業者によって施工範囲や見積もりの内容は異なります。
植栽費、石材費、残土処分費、運搬費、排水工事費など、何が含まれているかを確認することが大切です。
DIYと業者の総額を比較する
DIYなら工事の人件費を抑えやすい反面、自分で工具を購入したり、材料を運んだりする必要があります。
また、施工をやり直すことになれば、追加の材料費が発生することもあります。
例えば、大量の土を入れ替えなければならない場合、材料代だけでなく残土の処分費も考える必要があります。
重機を借りたり、石材の搬入を依頼したりすれば、DIYでもそれなりの金額になるでしょう。
比較するときは総額で判断しましょう。
DIYの場合は材料費・工具代・運搬費・処分費などを合計し、業者の場合は同じ施工内容で見積もりを比較することが大切です。
ある程度の予算があるなら、外構工事の一括見積もりサービスなどを利用して、複数の業者の提案や費用を比べる方法もあります。
新築で庭全体を作る場合や、大型植物を取り入れたい場合は、DIYだけにこだわらず検討してみてもいいと思います。
◆ナツオのワンポイントアドバイス
私のように予算を抑えて少しずつ楽しむならDIYは魅力的です。でも、最初から本格的な石組みを作りたい場合や、新築でまとまった予算がある場合は、業者に頼むのも十分ありだと思います。
DIY費用のよくある疑問
ここまで材料や予算の考え方を紹介しましたが、実際に作り始める前には細かな疑問も出てきます。
最後に、ドライガーデンDIYの費用について気になりやすいポイントをまとめました。
ドライガーデンDIYの費用に関するFAQ
Q1. ドライガーデンは1万円でも作れますか?
A. 小さなスペースや鉢植えを使う方法なら、1万円以内でもドライガーデン風の空間を作れる可能性があります。
ただし、地植えに必要な土壌改良や排水工事がある場合は、1万円では足りないこともあります。最初は小さな植物と少量の砂利から始める方法がおすすめです。
Q2. DIYで一番お金がかかるものは何ですか?
A. 植物と石材は費用が大きくなりやすいアイテムです。
特に大型のアガベやユッカ、ヤシなどは高価なものがあります。また、大きな景石は運搬や設置にも費用がかかる場合があります。
私の場合は、1万円で購入したココスヤシが最も高い植物でした。
Q3. ドライガーデンの石は安いもので大丈夫ですか?
A. 見た目や用途が合っていれば、必ずしも高価な石を使う必要はありません。
ただし、石の種類によって重量や形状、用途が異なります。見た目だけでなく、安全に設置できるかも確認してください。
主役となる石を少数にして、周囲を安価な砕石や砂利で仕上げる方法もあります。
Q4. 砂利の下に防草シートは必要ですか?
A. 必ず必要というわけではありませんが、雑草を抑えたい場所では選択肢になります。
ただし、防草シートを敷いても雑草が完全になくなるわけではありません。また、植物の植栽部分では根の成長や水の通り道を考える必要があります。
施工する場所に合った透水性のある製品を選び、必要に応じて専門家に相談してください。
Q5. DIYと業者依頼はどちらがお得ですか?
A. 小規模で簡単な施工なら、DIYのほうが費用を抑えられる可能性があります。
一方、大型の石の設置や土の入れ替え、排水工事が必要な場合は、業者に依頼したほうが合理的なこともあります。
材料費だけでなく、工具代、運搬費、処分費なども含めて比較しましょう。正確な施工費は業者の正式な見積もりを確認し、専門的な工事は造園業者などに相談してください。
まとめ|予算に合わせて庭を作ろう
ドライガーデンのDIY費用は、庭の広さや植物、石材の選び方によって大きく変わります。
私の場合は小さな苗を育て、石をたくさん使わずにレンガを活用したことで、総額10万円未満に収まりました。
費用を抑えながらドライガーデンを作るなら、次のポイントを意識してみてください。
- 最初に予算と施工する面積を決める
- 主役になる植物を優先して選ぶ
- 小さな苗から育てる方法も検討する
- 砂利や土は必要量を計算して購入する
- 石を多く使えない場所はレンガなども活用する
- 排水対策や安全に関わる費用は無理に削らない
- 大掛かりな工事は業者依頼とも比較する
ドライガーデンは、最初から高価な植物や石をたくさん揃えなくても楽しめます。
私も、いつかもっと石を並べた本格的な庭にしたいと思っていますが、今のドライガーデンにも愛着があります。
小さな植物が少しずつ成長し、庭の雰囲気が変わっていくのも楽しみの一つです。
あなたも無理のない予算から、自分の好きなドライガーデンを作ってみてはいかがでしょうか。